野良鹿

すずめの戸締まりの野良鹿のレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.7
2024/4/12 金曜ロードショー
芹澤の数々のユーモラスなシーンが面白かった。真っ赤な外車が足立ナンバーだったり、屋根が閉まらなかったり、ドアが外れたり、事故った衝撃で屋根が直ったり。
新海誠映画は「君の名は」以降、シチュエーションが壮大になってきた。自然災害、気候変動、大地震。それに伴いテーマも社会的になっていくかというとそうでもなく、やっぱりボーイミーツガールな話。これに対して、自分が描きたい話のシチュエーションとして災害をただ使っているだけという指摘を見て、実際の災害がモデルでもあるし確かにこの批判的な見方も理解できる。でも映画って娯楽だし、新海作品っもずっと娯楽映画だ。広く映画が見られることで、そこで描かれた災害を忘れない、思い出すことのきっかけになればそれでいいじゃないかとも思う。
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