わりばし丸

すずめの戸締まりのわりばし丸のレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.0
これも大ヒットした新海誠作品。
廃墟の扉からミミズという地震を引き起こすものが出てくる世界。
閉じ師の草太はその扉を閉めることで地震を防ぐのだが、アクシデントが起こり、その役割を女子高生の鈴芽が手伝うため全国へと旅立つのだった…というようなストーリー。

今作もリアルで美しい風景や街並みの描写。
画の中に広がる日本。


うーん、でもミミズってなんだろうってすごく考えてしまいました。
いや、登場人物や要石(ダイジン)のことも考えたけど一番ミミズという存在が気になりました。
リアルな世界が広がってるからどうしても現実的に結び付けちゃう。

架空のファンタジー世界ならそういうもんなんだ、って思えるのに…。
リアルとの相性が悪い気がする。

ミミズが倒れた結果地震が起こるんだけど、そのあとは?
倒れたらフッと消えちゃうの?その場に留まって疫病か何か起こすの?
自然現象としての地震はこの世界には無いの?
震度1のときは小さいミミズが倒れてるの?
日本だけ?外国も?閉じ師は何人いるの?外国にもいるの?
海の中は?
人間の文化が無くて扉の無い時代は負のエネルギーも溜まらなくて地震は無かった?


…。

細かいことはいいんだよ、ってスルーして楽しめなかったなぁ…。
わりばし丸

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