みい太郎

すずめの戸締まりのみい太郎のレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.8
君の名は。天気の子。館観しましたが
天気の子は後悔しましたので…(レビューも書いてご^_^ざいません)
今作が1番好みではありました。

地元の要石になじみがあるので
テーマも嫌いじゃない。
レビューもネタバレも極力避け鑑賞。

スタートから若干の違和感(苦笑)
これ以降清濁合わせた感想になります。
既に沢山の方が鑑賞されているんでネタバレにはしませんが…

ネタバレしたくない方はご遠慮あそばせ。


時間はあるかと思うが鈴芽と草太の出会いで100歩譲って一目惚れとしても…
鈴芽の誰にも見えない大ミミズが見えるくだりも映像が綺麗だからって見ず知らずの男を追いかけて街の廃墟に独りで入り込み
しかも水の中に浮かぶドアを何の疑問も脈絡もなく靴のままどんな水か分かんないのに躊躇なく突き進む感じ。
作者のこの力技の展開に時間ないの?なあぜなあぜ?と
ある意味ホラー。
その上薄気味悪いドアの側に埋まっている謎の偶像も躊躇なく引き抜きナマモノに早変わり。当然ホラー。
そのあと草太と力合わせて扉を閉めるのも
まあファンタジー好きとしては許容範囲でしたが突然傷の処置を姉さん的自宅に招き入れ猫にうちの子になる?の可愛いキャラ変。
さっきあんな大変な事があったJKが
ある意味ホラー。
んでしゃべる猫は第一印象怖かった。
可愛い声で草太を椅子に変えてしまう
切り返しもある意味ホラー。
ここまでで5回程トリハダがたったのでホラー的に怖く感じたのかと思ってたけど…観終わってここまでの流れが唐突すぎてのトリハダだったのだと理解した。

これ以降もあげれば『んなあことあるかい』と突っ込む案件は多々あれどファンタジー好きとしては許せるし楽しく鑑賞できました。
綺麗な映像とダイナミックな構図、
美しい風景。
監督の何でも説明しまっせ病が良い方に転んでいる。

ダイジンが敵風情を出している時は怖いのでホラーでしたがウダイジン出てきて
育ての親の叔母に取り憑いて言ってはいけない事を羅列させる感じが人間の口の扉の結界を壊していて千と千尋の豚とかしたお母さんくらい怖かったのでやっばりホラー笑

3.11を…あの時以前に暮らしがあって人々が普通に暮らしていた事思い出して日本人ならやはりウルってくるよなあ。

最後に草太がかしこみかしこみを唱えるセリフが良かった。
死は隣り合わせ。生きるか死ぬか運みたいなモノ。それでも生きていきたい。
とても大切なメッセージ。
世代なのでドライブミュージックがナツメロ過ぎて良かった。ケンカをやめては良かったけどトリハダたったのでカラダは『センスーッ』と拒否してたのかも…笑

黒く染めた絵日記が心の傷の深さを…
4歳の子の自分の心を守る術が切なかった。

3本の中では1番好きです。
みい太郎

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