ももさく

夏へのトンネル、さよならの出口のももさくのレビュー・感想・評価

2.5
トンネルの奥にある鳥居をくぐると願いが叶う…そのトンネルの名はウラシマトンネル。

雨の中、電車を待つ女子高生、傘をかそうとした男子高校生…それが二人の出会い。


塔野カオル(鈴鹿央士)妹を亡くしている。

花城あんず (飯豊まりえ)転校生。無名ではあったが漫画家の祖父を慕っていた。

加賀翔平 (畠中祐)カオルの友達。

川崎小春 (小宮有紗)クラスの目立つ女子。

他登場キャラ→浜本先生 ( 照井春佳)カオルの父 (小山力也)塔野カレン (小林星蘭)。


   「人の事ジロジロ見て気持ち悪いね」

        「1週間?」

      「これは2人だけの秘密」

     「本当に死んだインコなの?」

タイムスリップとか時間軸が違うとか、そんな作品が好きなので気になって見てみました。

出会い方が!2度目の出会いも!なんだか非現実的〜。ドラマや映画の中だからねっ!てなる。

メインの二人の声をドラマ「ドラゴン桜」「silent」「君に届け」などに出演の鈴鹿 央士とドラマ「何曜日に生まれたの」映画「暗黒女子」「いなくなれ、群青」などに出演の飯豊まりえ。声優っぽいクセもなく、だからと言って下手でもなく穏やかな声がとても良かった。前から思ってるけど小林星蘭は抜群に上手い。

紅葉、ガラケー、殴る、7時間と10秒、水族館、夏祭り、漫画家、鹿と電車、傘、6時間半のキスも印象的。

何がきっかけであろうと2人の恋愛じゃないっぽくしといての恋愛みたいになってくのが青春!って感じでとても良い。

ただクズな父親問題も解決なんかしてないし。妹に執着してるカオルの心情より結局花城あんずへの想いが強かったって事?。かたやそんなトントン人生うまくいかないでしょ?と突っ込みたくなる花城あんず。

行方不明で大変な事になってても、あの父親じゃどうにもならんのか?続きがあったら、どうなってたんだ?と思ってしまったが、あそこで終わらせたから綺麗なのか?。少しモヤるが。

もうちょっとファンタジーSF的要素が欲しい気持ちもあったけど、多分そこじゃないんだな、青春物語だから。幸せな未来になると良いねと願って見終わったが…。どうなんでしょ??。