夏へのトンネル、さよならの出口のnonsmellのレビュー・感想・評価

おじさんはこういうのに弱いんだよ！w
田舎の高校、妹を亡くした主人公、都会からの転校生、望む物が手に入るトンネル、二人だけの秘密、刺さる。
つい普通に"今、妹を生き返らせたって困るだけだろ"と思ってしまったが、望みの物が手に入るなら世界なんてどうなってもいいと思えてしまう時があるのだ。
そしてそれが間違っている事に気づく瞬間も。
甘酸っぱい青春の1ページにするには代償が大き過ぎる決してハッピーとは言えない終わり方だが、それでも良い終わり方でした。