ここんとこ2つ続けてはずした劇場映画ですが、じんわりヒットというか、サイコー!ってテンション上がるわけじゃないが、鑑賞後の「うーむ、うちあたいするな、頑張って生きなければ」となる映画。
原作は黒澤明の70年前の作品「生きる」
舞台をイギリスに移して、生きながら死んでた役場の課長が病気で死ぬ前に生きた話。
余命宣告されて、昔を思い出す。
紳士になりたかった、と。
ここでの紳士は「他人のために身を捧げる」大人のこと。
それを思い出して、死ぬ前の少しだけど、彼は生きた。そして、幸せを感じながら死んだ。
その後、周りがどうなるかってのも興味深いし、元ネタから70年たっても、「社会」はそれほど変わってないように見える。
それでも、生活の中の小さな幸せもあり、いろんな想像が頭をよぎる。
いい映画だった。
優しいファイトクラブか?