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生きる LIVINGのgushijiroのレビュー・感想・評価

生きる LIVING(2022年製作の映画)
3.5
ここんとこ2つ続けてはずした劇場映画ですが、じんわりヒットというか、サイコー!ってテンション上がるわけじゃないが、鑑賞後の「うーむ、うちあたいするな、頑張って生きなければ」となる映画。

原作は黒澤明の70年前の作品「生きる」

舞台をイギリスに移して、生きながら死んでた役場の課長が病気で死ぬ前に生きた話。

余命宣告されて、昔を思い出す。

紳士になりたかった、と。

ここでの紳士は「他人のために身を捧げる」大人のこと。

それを思い出して、死ぬ前の少しだけど、彼は生きた。そして、幸せを感じながら死んだ。

その後、周りがどうなるかってのも興味深いし、元ネタから70年たっても、「社会」はそれほど変わってないように見える。

それでも、生活の中の小さな幸せもあり、いろんな想像が頭をよぎる。

いい映画だった。

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