黒澤明の原作のリメイク。原作はまだ観たことがないので、
この作品だけの感想だけど、話も雰囲気もとてもよかった!
「昔はジェントルマンになりたかったんだ。少しずつ変化したから自分が”ゾンビ”になっているのに気がつかなかった。」という言葉に切なくなるとともに、はっとする。
何もしないでいたら、私も気がついたらなっちゃいそうだ。
どうせ同じことをするのなら、
主人公のように、ちゃんと生きてから死にたい。
中々思っても、あの同僚たちと同様、繰り返しの日々の中で忘れちゃうんだろうけど。
最後のブランコのシーン、成し遂げたことを柔らかく噛み締めながらしみじみ思い起こしてる様子につーんとする。
息子に伝えられなかったことだけが心残りなのだろうか。他は満たされた気持ちだったらいいな。
力をもらう映画だった。