Yuki

生きる LIVINGのYukiのレビュー・感想・評価

生きる LIVING(2022年製作の映画)
4.1
冒頭、中盤、ラスト、泣けるところが散りばめられていた。沢山感情が動き、鑑賞後は満足感に包まれた。

イギリスと日本は島国という共通点もあり、お国柄?が似ているといわれることもあるけど、この映画がまさにそれ。
夢を抱いて入社したけど、仕事をこなしていくうちに感情を失っていく、気づいた時には「ゾンビ」になっている、、、日本にとても多いと思う。自分もなんかすごく怖くなった。

とはいうものの、「生きる」というのはどういうことなんだろう…富とか地位とかとは別の、人生に「充実感」を持たせることなのかなとか。目指すものがあって、信念があって、感情が動いて、壁にぶつかって、工夫して乗り越えたり諦めて悔しい思いをしたり、、
多分「生きる」ってめちゃくちゃ疲れてめんどくさいことなんだと思う。でもめちゃくちゃ楽しいんだと思う。

例える?なら映画やドラマで割愛されないような人生?一つ一つのが自分の伏線(糧)になるような生き方?、、、とかいうのも綺麗事だとは思うんですけどね。

 セリフの中で、
永遠に残るものを作ったのではない、ただ、そこにある小さな満足感を忘れるな
といったようなことを言っていたのも、とっても印象的だった。何かを成し遂げるのは歴史上に名前を残すとかそんなんじゃなくて、でもそこにある小さな満足感が誰かの幸せにもなって自分の幸せにもなって。。素敵すぎた。

とにかく、ウィリアムの目覚めたあとには感動した。彼は生きたんだって思ったし、自分も「生きたい」と思った。たとえ失敗におわって、何も成し遂げられなかったとしても、一所懸命、精一杯命を燃やすことが、人間の生命にとって1番幸せなんだろうな。原作も見てみたい。

私の人生のこれからにはどんなことが待っているのかなー、、私もまだまだまだまだチャレンジしたいし、成し遂げたりない!!頑張ろう!!!


ストーリーからはずれるけど、ここに来て理想の色彩に出会った感がすごかった、、、彩度が低くて青と赤が強い、、、あー、この色自分でも出せないかな、、映像を見ていて痺れた
Yuki

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