Wembley

生きる LIVINGのWembleyのネタバレレビュー・内容・結末

生きる LIVING(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

主人公は陰で部下からゾンビというあだ名をつけられていた役所の課長。余命6〜9ヶ月の宣告を受けた後、自分のあだ名を知り、人生において何に情熱を注ぐべきかを思い出す物語。

主人公は生気のない人間(ゾンビ)になる前は本物の紳士になることを夢見ていた。
いつしかその夢を忘れ、単調な役所仕事の日々を送っていた。
余命宣告を受けたショックから数ヶ月仕事を休むうちに、輝きながら退職した元部下と偶然再開し、自分の夢を思い出した。
主人公は1つの事業を成し遂げ亡くなったが、何も成し遂げずに亡くなるよりも遥かに幸せそうに1人で死んでいった。

ゾンビだと思われながら死んでいくよりも惜しまれながら死んでいくこと。
英国紳士、騎士道に通ずる名誉ある最期に憧れる。
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