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生きる LIVINGのなのレビュー・感想・評価

生きる LIVING(2022年製作の映画)
4.0
人生の終わりは十人十色。もし人生の残り時間がわかっているとしたら、自分も何かを成し遂げる働きかけをしたい。
人がいなくなっても、その人が残したものや、誰かの記憶の中で、その人は生き続ける。

知人のオススメで、黒澤明や小津安二郎を最近観た。映画鑑賞者として、レベルアップした心持ちになった。
「生きる」も、黒澤監督の方を勧められていたが、まだ観ておらず、アマプラでこちらを鑑賞。
時代を感じさせるノスタルジックな映像のオープニングから、終始映像が美しかった。

鑑賞時のタイミング、メンタルや年齢によって、映画に対する印象って全然違うと思う。
だから、本作は自分にとって特別な1本になると思う。


(これは、本当に個人的内容。日記代わりに記す)

最近では唯一の存在と言える、自分と近い感性とレベルで映画の話ができる知人が、昨日亡くなった。

たくさん語り合った映画やドラマの記憶とともに、自分の中で彼女の痕跡は残り続け、ふとした時に姿を見せてくれると思う。
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