イーストウッドのようにいざという時には腕っぷしにモノを言わせるのもいかにもアメリカ的でカッコいいが、一貫して紳士的でイギリス紳士の装いが絵になるビル•ナイもとてもいい味を出してる。
まあお役人だから腕っぷしを見せるわけにはいかないのだが。
人間らしく生きるために何が大切なのかあらためて考えさせられる話だったが、いちばん腑に落ちたのは一片の迷いもなく役所に居着いている人間は心底駄目で、ウィリアムズが心を許し、志を託したのは転職組だったというのが皮肉だ。
外国映画で息子夫婦が親と同居ってめずらしく感じたのだけど、そうでもないのかな。