黒澤明のイギリス版リメイク。
死ぬことを意識してからほんの少しだけ、自分に正直に生きてみるということ。日本版の黙して語らない寡黙とは異なり、余生を黙って楽しむという楽観的なニュアンスを感じてしまった…
余命宣告された老人の物語である。人間は愚かな生き物で、永遠の命を与えられ自分が死ぬとは思っていない。
そして突然、余命宣告を受け自分の人生が残り少ないことを知る。
この主人公もそのうちの一人。これ…
よかったです。Mr.ウィリアムズの歌声、老齢の友の告解を聴いてMs.ハリスの頬に流れる涙、公園に咲く青いアリウムの花、とても美しいものを見た。エンドロールまで音楽が最高だ。
やり過ごして日々を送って…
このレビューはネタバレを含みます
命の力はいつだって無限に満ちて素晴らしい。
映画を観ているなんてことない日常に「あなたもその命を今お持ちですよ」伝えてくるような映画でした。
惰性に流されるままだった生活の中でされた余命宣告が、…
間違いなく好きな映画だと、最初の10分で確信した。フォートナム&メイソンが出てきた時点で、製作者のこだわりを感じた。
志村喬以外のキャスティングはありえないと思っていたけど、そんなことはなかった。原…
大元の黒澤明監督の生きるは見ていませんが、こちらのカズオ イシグロ脚本のロンドン版良かったです。息子の奥さんの自分のことしか考えない様子や、その奥さんに気を使い父親を蔑ろにするむすこ、やる気のない部…
>>続きを読むカズオ・イシグロならではの静かで優しい余韻の残る映画。
小説を読んでいる気分になれる、地味ですが上品で癒やされる雰囲気がたまりません。
イギリス映画ですが、なんとなく日本の昭和の匂いも漂う、懐かしい…
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