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ザ・ロストシティのdiesixxのレビュー・感想・評価

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)
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夫に先立たれて、創作に行き詰まったロマンス小説家(サンドラ・ブロック)と、表紙モデルの脳筋セクシーバカ(チャニング・テイタム)の『ロマンシング・ストーン』パロディー。
疲れてて、あんまり感動とかしたくないときに頭空っぽで楽しめるウェルメードなエンタメだけど、このストレスフリーな軽さを完成させるためには、絶え間ない洗練を重ねたに違いない。
チャニング演じるアランが好きすぎる。バカなんだけど真面目で誠実で、他人のことをちゃんと思いやり、励ませる最高の男。崖をよじ登るサンドラ・ブロックを引き上げるんじゃなくて、深呼吸を促して、下から押し上げてくれるところに、彼の人間性が出ててちょっと泣いちゃった。
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