bebemama

ハムレットのbebemamaのレビュー・感想・評価

ハムレット(1996年製作の映画)
3.7
「ハムレット」は苦手なんです

お芝居も観に行き、違うキャストのお芝居の映像も観たし、ベネディクト・カンバーバッチのナショナルシアターの映像も観に行った
でも、最初にまず恨みの亡霊だし
ハムレットの行動が理解できないし
オフィーリア可愛そうだし
なかなか復讐しないし
四大悲劇といわれるように最後はあれだし
とにかくラスト以外はあまり事件がおこらないし、とにかく暗い

増してやこの映画4時間もあるんです!
(台詞はほとんど原作のままらしい)
不安だったんですが、面白いというレビューと豪華キャストを頼りに観ようかと

観て良かったです!
面白かった!
今までのハムレットの中で、一番興味を途切れさせずに観られた(というか、やはり映画は面白くできるのかな?)

設定が中世ではなく、19世紀なのも明るくて良かったのかも
あの婚礼のシーンの華やかなこと!
豪華な宮殿の広間に、デンマークの国旗の赤と白で統一された衣装に金色も混じって
そして、その中に黒一色のハムレット登場
そのシーンの最後は白い紙吹雪が舞って、本当に絢爛豪華
かなりのシーンが、その白が基調の豪華で明るく鏡がいっぱいの広間で繰り広げられる

あの宮殿の中はセット?
かなり広い場所を俳優さんは動くので、飽きない

シェイクスピアといえば長ーい台詞
いちいち長い
(状況をいちいち説明しなければならないから仕方ないみたい)
その長い台詞を言いながら、俳優は歩き回り、それを追ってその場の俳優の表情をとらえながらカメラが動く
それが結構長回し
その長回しと短いカットとがうまく混ざってる
原作そのままの台詞なので、豪華でリアルなセットの舞台を観てる様

でも、長台詞って意味を汲み取るのが難しい
何故、ハムレットはなかなか復讐に踏み切らなかったのか
どうしてあんなにオフィーリアに冷たくしたのかとか
まあ、やっぱり色々わからない事が多々あるが(結局よくわからないので、今回解説本を読んで、すこーしわかった様な気になりました)
とにかく豪華キャスト!!!
それも、ビックリするぐらいほんの少しだけの出番の人も多い
それを楽しみましょう!





でも、でも、やっぱりオフィーリアは可愛そう、、、
(タイタニック前のケイト・ウィンスレット)
bebemama

bebemama