リーアム兄さん

ホーム・チームのリーアム兄さんのネタバレレビュー・内容・結末

ホーム・チーム(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

【好きなセリフ】
ショーン・ペイトン「ドリュー・ブリーズを知ってるか?彼は試合の後いつも1人で残って自分の失敗を振り返り、改善策を考えた。それが他の人との違い。だから成功した。」

2009年にNFLスーパーボールにてコルツを制したニューオリンズ・セインツ。ショーン・ペイトン(ケヴィン・ジェームズ)はセインツを率いたヘッドコーチとして栄光のキャリアを築いていた。しかし、スーパーボールから2年後、セインツが相手チームの選手に試合で怪我を与えた場合、報酬をあたえていたというスキャンダルが発覚する。ショーンはその責任を問われ、1年間の停職処分となってしまう。1年間絶えずアメフトのことを考えていたショーンは自分の時間ができ、別れた妻と息子に会いにいくことにする。アメフトに忙しく、息子にまったく会えていなかったショーンは息子のアメフトの練習を見に行く。しかし息子の所属する「ウォーリアーズ」は弱小チームで試合に勝ったことがないチームだった。ヘッドコーチの血が騒いだショーンはこのチームのコーチとして息子とそのチームメイトを指導することになる。

まさかまさかのショーン・ペイトンの映画が出来るとは!!
セインツが好きな自分にとってはとてもうれしい!
彼が実際に停職処分を受けた時に起こった出来事に基づく物語。
多少コメディタッチで笑えるところも作りつつ、スタジアムの外の彼の私生活、家族との関係、アメフトへの熱意を見ることができた。

本物と比べるとケヴィン・ジェームズは少し太っているけどガムの噛み方やふとした表情が本当のショーンに見えてくる。

試合の進み方や勝ち方、演出についてはコメディに振りすぎているけど、これはアメフトをあまり知らない人でも楽しめるようにするためかな?

正直アメフトを知らない人と知っている人とで評価が大きく分かれる作品だと思った。
アメフトのルールも分かっててNFLを観ている人なら好きな映画だと思う。
もっとドキュメンタリー仕様でもよかったかも。

2006年からセインツのヘッドコーチを務めていたショーン・ペイトンも2021シーズンで退任を表明。
15年にわたって作り上げてきた彼のセインツが幕を閉じる。
本当にお疲れ様でした。