ミシンそば

ミュンヘン:戦火燃ゆる前にのミシンそばのレビュー・感想・評価

3.4
映像の世紀などでは軽く流され、また全てを知る後世の人間の視点からすれば「茶番」でしかないミュンヘン会談とズデーテン割譲の裏で動いた間諜たちの物語。
小説原作なのね…当然のように未読。

冒頭の楽しい学生時代、美しき思い出は、どこか「天国の門」を思い出させ、そこで嫌な予感が少ししたが、それなりに楽しめた。
ジョージ・マッケイはここでも走る。苦労して、奔走してる。
ヤニス・ニーヴナーはそれ以上に苦労してきた…と言うより苦悩してきた感じが顔に出ていた。
ニーヴナー演じるポールのナチ支持熱が冷めた理由が、かなり悲しかったな。