どん底だ
だから空を見よう
きっとそこには太陽という名の『希望』がある
『パラサイト』を観て、あまりの希望の無さにとても鬱屈とした気持ちになった時、救いの手を差し伸べてくれたのが本作でした。
認知症の母と引きこもりの兄、そんな家族に翻弄されもがく弟のあるどん底な家族を描いた短編映画。
30分弱の中に、苦しみ、怒り、悲しみ、笑いといった感情を詰め込み、私が映画に求めている最大の要素である『希望』をほんの少しの光として映し出す。鑑賞後、『頑張れよ!そして自分も頑張ろう!』と声に出したくなるような、優しい気持ちになれる作品です。
主演、監督、脚本、音楽などほぼ全てを手掛ける大川さんは、バンドマンとしての大先輩でもありますが、そんなことを抜きにして、本当に自分の心にズシンと来た傑作でした。
現在Amazon Primeでの配信も始まっております。また、2022年には初の長編映画『おじドル,ヤクザ』の公開も控えていますので、本作を観て気になった方は、是非劇場へ!
とにかく激オススメです!