ルーク大佐

リミテッドのルーク大佐のレビュー・感想・評価

リミテッド(2022年製作の映画)
3.1
砂漠、雪山、海難などをテーマとするワンシチュエーションサスペンスの系統に属するものであり、極限状況をどう生き抜くのか、というストーリーだ。砂漠が舞台なだけに、飢え、水、砂嵐、野犬などが敵になる。

主人公が様々な困難に打ち勝って守ろうとするものはGoldである。男のプライドや戦友、夢・目標のような高貴なものではなく、物欲の代名詞である砂漠のGoldというのがなんともセコイし、薄汚い。

この手のワンシチュエーション話は、いかに主人公の内面を掘り下げ、内省的な部分を描写でいるのかがカギであるのだが、本作はただGoldを掘り出すという目的しかない。

なので、主人公らに共感できる部分が少ないため、深みがなく面白みに欠けてしまう。
ザック・エフロンは汚れ顔でよだれを垂らしながら熱演していたが、顔がかなり変わったイメージがある。こんな荒くれ顔だったっけか。
そこが気になって仕方なかった。オチはいまいち。
ルーク大佐

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