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世界で一番すばらしい俺の10000lyfhのレビュー・感想・評価

世界で一番すばらしい俺(2021年製作の映画)
2.0
音楽部部活動、片思いと告白と失恋、自殺未遂を含む、高校生活を綴った短歌集の映像化。リサーチはせずに、あくまで本短編映画から受けた印象をまとめる。原作の短歌集は、事象が時系列に並べられ、作者の実体験かフィクションかは別にして、一貫したストーリーがあると思われる。その内容は冒頭の通りだが、個人的に好みでなかった。本短編映画は、それら短歌の朗読を背景に(「田園に死す」を想起)、セリフはなくイメージ映像的ではあるが、内容的には忠実に映像化したもの。主人公は、一人称「俺」からすると男性設定だが、剛力彩芽を起用、中性的な人物として演出している。これは映画製作者にとって大きなチャレンジだったと思うが、功を奏している。マッチョな男性が主人公では観るに耐えなかったと思うし、演じたのが有名女優であることから、主人公を女性かもと思わせる意図もあるかもしれない。マンドリン、マンドラ、マンドラセロ、ギター、コントラバスという編成の音楽部の存在を知ったのは収穫
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