Yuuuuu

ある夜、彼女は明け方を想うのYuuuuuのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「明け方の若者たち」観賞後すぐに。
彼女サイドのストーリー。
映画でなんだか彼女の部分で物足りなさを感じていた。
このサイドストーリーまでを見て一本の映画な気がする。

本編だけ見ると「なんとあざとい、したたかな女だ…」と思っていたけれど、
彼女サイドの物語を見てしまうと
ちょっとした出来心というか、
悪戯心というか、なんとなく空いた隙間で始まってしまったんだよなぁと。
不倫は良くないけど、話し合いもできずに暴力振るいかけてくる夫ならしゃーない気もするわ。どっちが自分勝手だ。

夫に誘われた方法を使って自分も誘ってみて、あ〜夫はこんな感じだったのかって思ったり、
夫とは正反対の彼に少し惹かれてしまったり、
でも何かと夫が心の中にいて比べることで
彼といる事も成り立っていたような。

始めてしまったのは自分だし、
悪いことをしているのもわかっているけれど、
相手は理解して隣にいて、
優しくしてくれてると思うと
どちらからも離れることができなかった。

本編彼サイドはまさにマカロニえんぴつ「ヤングアダルト」がぴったりだったけど、
こっちは歌詞の内容だけでいうとwacci「別の人の彼女になったよ」が合うかなぁと思ったり。
本当に無邪気に楽しんだ光の夢のような時間で、間違いなく大好きだった、幸せになってほしいという嘘のない気持ち。

最後親友が言ってた年下の男の子は
彼の元同僚かな?

一瞬の光と、これからの人生を共にする相手は違ったっていい。
これまでの自分を作ってきた思い出を抱いて。
Yuuuuu

Yuuuuu