絵画を題材にした映画のほとんどは画角や写りが絵画を想起させるものが多く、やはり美しい。今作は特に光が美しかったように思った。太陽の光、木漏れ日、蝋燭の灯火。
内容としては可もなく不可もなく。
伝…
フィンランドの国民的画家:ヘレン・シャルフベックの自伝的映画。
生涯未婚だったが、年下の男性との純愛を繊細に描いています。
彼女の絵画を初めて見たのですが、派手さはないものの、北欧らしいうちに秘め…
古本屋でヘレン・シャルフベックの絵に一目惚れ、画集を買ってからこの映画『魂のまなざし』を観た。映画序盤、赤テーブルを中央に、右奥にヘレンが窓の外を眺める構図の画がまじで美しい。映像美かく語りき。
色…
画家ヘレン・シャルフベックの生涯。抑制されたピアノの音楽やゆっくりとした進行と地味な展開。カメラがあまり動かず一枚の絵の中で人が動いているようなシーンが多く印象に残った。フレーミングがユニークで美し…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
人を好きになる気持ちと画家が何かを描く行為に類似性を感じ、恋愛について繊細に表現されているように思えた。
そう考えると自画像と言うのは、画家の孤独を強く感じる。
劇中、エイナルはヘレンの本を、ヘ…
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