RAMPO

マザーズのRAMPOのレビュー・感想・評価

マザーズ(2016年製作の映画)
2.1
これ面白いかなぁ。
正直なところ退屈でしかなかった。

雰囲気は良い。冒頭からずっと不穏な空気が流れてる。
絵面は湖だったり森だったり雄大な自然を映してて、音消して観てたら環境動画って印象かもしれないが、音響効果が上手に不穏で不気味な雰囲気を形造ってる。
でもそれだけなんだよね。

本当に何も起こらない。少なくとも怪異は。
特段の特殊効果もないし、グロゴア描写もなし(いわゆるグロとは違うけど、ある意味グロく感じるだろうシーンにはボカシが)。

代理出産することになった主人公(?)が、妊娠から出産期が迫ってくるに従い、情緒不安定になって奇異な行動をするだけ。
クライマックスも正直どこに置かれてるのかよく分からない。敢えて言えば、上記主人公(?)の唐突な退場か、または無事(代理母から)生まれた我が子を愛する余り、夫を手にかけるあたりか。

んー、要は“魔”の誕生譚って事なんだけど、唐突過ぎて前振りも何にもないので???となる(奥さんは一応、スピリチュアルなものを信じていて気の流れがどうたらってシーンは描かれるけど、決して悪魔崇拝とか関係ない)。

んで冒頭の感想。
雰囲気だけで1時間半集中して観るのは結構辛い。
あ、これ原題は「Shelley」だけど「マザーズ」って邦題だけは良いと思いました。
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