はっきり言って、答えの出ないストーリー。
マタニティーホラーということで、
漠然とした怖さ、不安はじわじわとあるものの、決定的な結論が出ないだけに後味がスッキリしない。
多分色んな解釈が出来るので、それぞれに楽しんだらいいのかも。
個人的にはティモシー・シャラメにお顔が似ていた外国人労働者のエレナ、彼女をとても気の毒に思う。
雇い主の奥さんルイスは登場時から不気味。
だんだんいい人に感じ始めたら、子どもが産めない為、自分の子供の代理出産をエレナにお願いする。
それが狙いだったのかどうかはわからないけど、エレナが妊娠してからのルイスは子供のことしか頭になかった。
妊娠後、エレナの体調がどんどんおかしくなり最終的には精神も病む姿は見ていて辛かった。
生まれてきた子(原題にあるシェリーという名前)のせいで、ルイスのスピリチュアル療法士ビョルン・アンドレセンや夫に変化が。
子供も不気味だけど、1番恐ろしいのはやはり母のルイスだった。
でも全体にはあまり心に響かない内容。ちょっと物足りない。