得体の知れない異常を最後まで見せていく映画力が凄い
でも、リアルな日常をとても自然に描写するのに、ぽつんとホラーなカットを挟むのが残念、安っぽくなる。謎 不気味さ 不安を表現する次へ次へと継なげる表現カットだけでラストまで一気に見せていける力があると思うのだが…!
で、結局どういう事⁈いまいち理解できていない私😶
でも好きになった監督だから褒める!!
以下、ネタバレしています
聞いたことのない胎内音と機械音が組み合わさったようなあの音
静かすぎる冷たすぎる湖畔
三人の出会い
胎児が運んでくる幸福感
心と身体を蝕む胎児
この変容が見ものでニ回じっくり観た
正反対の性格 環境 立場にいた二人が反転していく過程が恐ろしいのだがきれいに92分に嵌まっていた
救えるはずだった命をじわじわと見殺しにした代償は…彼女の命は赤子と同じ重さだって知らないらしい…終幕後もじりじりと拡がっていく不幸な未来が立ち籠もりまくり
アリ・アッバシは、自分の力をこのデビュー作で見せて、チャンスを掴み衝撃連打の「ボーダー 二つの世界」で注目されて「聖地には蜘蛛が巣を張る」へ。貪欲な映画監督だと思う。次回作は何だろう。突然ハリウッドデビューとかお願いだからしないで欲しい…♡
あとこのジャケットは酷すぎるにも程がある‼︎😩