エンパイア・オブ・ライトのミヤザキタケルのレビュー・感想・評価

人種対立や失業問題で揺れ動く1980年代初頭のイギリス。海辺に佇む映画館「エンパイア劇場」で共に働くことになった二人の男女。孤独に生きる中年女性と、夢破れた青年の出会いを通し、羽ばたくために羽を休める時間、人生に希望を見出していくための儚くも愛おしき心の交わりを描いた感動作。公開は2/23（木・祝）。“卒業”や“旅立ち”が近しい時期に相応しい作品なので、ドンピシャな方はもちろん、一歩踏み出すことができず足踏みしている方にこそご覧いただきたい。きっと背中を押して貰えると思います。