このレビューはネタバレを含みます
https://youtu.be/hE-QVLwv2kk
『ザ ・メニュー』『イニシェリン島の精霊』『エンパイア・オブ・ライト』
“サーチライト・ピクチャーズ”冬の三部作最終章❗️
“巨匠”撮影監督ロジャー・ディーキンスの映像美に酔いしれ、甘美な雰囲気が漂う映画館“エンパイア劇場”を舞台にサム・メンデス監督が紡ぐ人間模様に浸る
今や名女優オリヴィア・コールマンが痛みを抱えて精神的に不安定な女性を見事に演じて、そんな女性の人生に光が射し込む温かいラスト
堪んないね〜。ずっと観ていたい☺️
因みに、この映画はオリヴィア・コールマンが好きか、それ以外か、で評価が変わってくると思う🤔
🎥ロジャー・ディーキンス
「最初は、かなり極端にこの映画もドキュメンタリードラマのように全部手持ちで撮ろうという案もあったんです。
しかし、今回はカメラワークであまり動き回らず、もっと客観的な視点から、静かなフレームのなかで人々が動き回るという作品にしたかった。」
🎬サム・メンデス
「この作品は映画についての映画ではなく、精神疾患について描いています。
社会からはみ出してしまった者、アウトサイダーについての映画だと言えるでしょう。
ヒラリーにとって、映画とは“家”のようなものです。そして彼女は映画から喚起される感情を恐れています。その感情に圧倒されてしまうことに恐怖を感じています。
映画を観ることを恐れる自分の脆さに気づいてもいます。
ヒラリーはこの映画のラストで、ようやく映画を鑑賞できるようになります。
最終的に、『映画はあなたの壊れた心を癒してくれる』と言っているのです。」