このレビューはネタバレを含みます
『1917』の監督サム・メンデスとロジャー・ディーキンスの撮影、とても高い評価を得ているため、かなりの期待を胸に鑑賞。
開店前の劇場や雪景色など、映像はとても美しかったです。
しかし、ヒラリーとスティーヴンが、なぜにそんなに惹かれ合うのかよくわからなかったのと、
映画なのだから、あまり現実的なことを言うのは野暮ですが、ヒラリーの周りにいる同僚が良い人ばかりというのも…ストーリーに共感できない部分でした。
本作の舞台である1980年頃のイギリスは、混乱の最中。失業率の悪化など世論の不満は高まり、スキンヘッズのファシスト集団が、スティーヴンを暴行する描写があります。
いつの時代も、経済不況など社会への不満が生まれたとき、人種差別や人種主義といった弱者への攻撃を引き起こしますね😞