なだ

ノートルダム 炎の大聖堂のなだのレビュー・感想・評価

ノートルダム 炎の大聖堂(2022年製作の映画)
3.8
ノートルダム大聖堂の火災は記憶に新しい。2019年4月15~16日と4年も経っていたのか。

『セブン・イヤーズ・イン・チベット』のジャン=ジャック・アノー監督。IMAXカメラで撮影との事だが、近所でIMAX上映が今週しかやってない!慌てて鑑賞。IMAXじゃなくてもいい気がするけど迫力と臨場感はより味わえました。

実際の映像も交え、撮影のために作ったノートルダム大聖堂内部のセットを燃やし、VFXと映像の融合はもうどちらが本物か分らない位に迫力半端ない。
ドキュメンタリーにも思える様子にドキドキしました😨

出火原因は結局不明。
老朽化した配線や作業員のタバコの吸殻。鳩の羽や蓄積された塵。全てに原因がある気もする。

↓ネタバレというか知らない方がビックリします



築794年の歴史的建造物をどう守り人命を助けるか。おまけに厳重にしまわれた聖遺物(いばらの冠など)も救出しないと…

消火作業がいかに困難だったかリアルに解る。
車や人で進まない消防車。現場に出て来なくても良い政治家が来たときは福島原発事故を思い出す。ええい!消防士の仕事を邪魔するな。

1度だけ観光で訪れたノートルダム大聖堂はステンドグラスが美しい厳かな場所でした。

パリ市民の信仰心の拠り所。
賛美歌を歌う人々や鐘の音、人々の敬虔な想いにうるうるしました。

火災現場の温度が495℃から1200℃に上昇
鉛が溶け出す恐怖😨調べたら鉛は327.5℃で溶けるらしく重金属中毒になるらしいから鑑賞後そのシーンはいっそう怖く思えました。

少しでも歴史ある建造物を残そうとする消防士たち。死者ゼロは奇跡だな👏
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