ケイトの演技にあっぱれだ。舞台に立つ前の張り詰めた感じや気が緩んだ時の表情。縦横無尽に指揮棒を振る姿。
権威的な顔を見せたかと思えば親の顔も時折覗かせる。講義やインタビュー時などの長回しとあの膨大な…
このレビューはネタバレを含みます
不思議な映画だった。
終盤に、音楽は、言葉で理解するのではなく、どう感じるか?とあるが、まさに、この映画は、よくは理解できないが、終始、ドキドキして、心がザワザワして、なんとも言えない気持ちにさせら…
才能と権力を手にした者の境地。
そういう男性はよく見てきましたが、そこに性別は関係ない、という切り口がおもしろみのひとつかと。
ケイト・ブランシェット演じるリディア・ターは、指揮者として音楽業界か…
ケイト・ブランシェットが、ベルリン・フィル首席指揮者の孤立しゆく魂を凄演する。
最高峰楽団を率いる革新者の君臨する、恋人のコンマス始め同性愛伴う身内贔屓疑惑をまとめてはね返す帝国の描写圧巻。
中…
ケイトブランシェットの美しさがこんな形で必要な役柄とは。いつも以上に完璧、完璧すぎるからほんと彼女が好きかもレベルの人は是非観に行った方がいい。
でもそれ以外のお客さんにお勧めできるのかがちょっとわ…
アカデミー賞は彼女が獲るべきだったね。テーマは"関係性からの脱却"、"芸術家という生き方の限界"とでもいおうか。砂漠の女が(キリスト圏)最後に森(動物/東洋/アミニズム圏)に見守られて終わるのがよか…
>>続きを読む加害者であり被害者。そして表現者。
『TAR』なぜこのタイトルなのか?終盤にその意味がわかります。
今、この時代に語られるべき物語です。
序盤はまるでドキュメンタリーを見ているよう。
ケイト・ブ…
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