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TAR/ターのlinus3のレビュー・感想・評価

TAR/ター(2022年製作の映画)
3.5
オーケストラのリハーサル?でのドイツ語に対する字幕がついてないのは何故だろう。私の見た会場だけか?

ケイト・ブランシェットの演技は素晴らしいと思った。
音楽、音もよかったし、最後まで緊張したまま見終えた。
パワハラとキャンセルカルチャーとSNSによるリンチについて考えさせられた。

ターは自身の欲望や芸術観のためには手段も言葉も選ばず、人を利用し、必要なくなったら一方的に切り捨てる。
因果応報の結果になったと思うが、
スマホで隠し撮りしSNSに上げる誰かに対しても、同情する気持ちにならない。
ターのしていることは簡単に許されるものではないが、
真っ向からターに対し、抗議したり議論を挑むのではなく、SNSの特性を利用して復讐をする。


追記
ゲームについての知識があったらもっと理解できてたかも。
ターがたどり着いた地の川に残されたワニも、力を持つものの傲慢さを表していたように思う。
追記2
ターが舟で川をのぼっていく
水の中に入って滝壺か洞窟の中から案内してくれた若者たちがはしゃぐ姿をターが見るカット
イニシエーション
水に入って子宮(洞窟)からでて生まれ変わる?
もう一度見て、順番確認したい。
いつまでも色々と考えさせられる。
脚本は一人で書いてるのかチームなのか。
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