観た人が口を揃えて「ケイト・ブランシェットがすごい」って言ってたけどケイト・ブランシェットがすごかった。
普通の人に天才的才能が与えられたらどうなってしまうか、というお話のように思いました。天才の話というのは概してその人物がキテレツだったり浮世離れしてたりするもんだけど、ターは本当に俗物たる人間らしい人間で、それゆえ起きてしまった事件といった印象なんだけど、その俗物の部分と天才の部分を見事に同じ人間として演じたケイト・ブランシェットすごい。
しかし1番の衝撃はマーク・ストロングさんに最後まで気づかなかったことです。
ラストめちゃくちゃ良かった。彼女のしてきたことを考えれば二度と表舞台には出てくるべきではないかもだけど、音楽にだけは真摯だっ…たわけでもないか。
