このレビューはネタバレを含みます
何か凄いものを見てしまった・・というのが鑑賞直後の感想でした😵
ケイト・ブランシェット、鬼気迫る演技👏 特に前半の長回しシーン、あれだけの膨大なセリフをよく覚えられますね😵
周りのほぼ全ての人たちが、リディアとは「打算」で接していた事が露呈していく展開も残酷でした。もちろん、それはリディア自身のせいでもありますが。
ラストの解釈は色々あると思いますが、あれほど「時間を支配している」ことに強い誇りを持っていたリディアが、ゲームのサントラに合わせて演奏するという「真逆」の世界になってしまったという事ですよね、おそらく。
長回しが多かった前半に対して、終盤になるにつれて短いカットが増えていく演出も、時間を支配できなくなっていくリディアの姿とシンクロさせたのかもしれません。
それでもドッコイ生きている、リディアのそんな逞しさをラストシーンに感じました。
ケイト・ブランシェットにもアカデミー主演女優賞あげたいなーと心から思いました。あ、もちろんミシェル・ヨーも大好きですけど。