金柑

TAR/ターの金柑のネタバレレビュー・内容・結末

TAR/ター(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

勝手に予測してた内容と全然違ったまま終わって肩透かし喰らった感じになってしまった。ターがゴリゴリに権力振りかざしてハラスメントをして叩かれたり戦ったりする話と思っていた……何でそう思ったんだろう。ベルリンフィル初の女性指揮者ならきっと"強い"はずとかそういう印象だろうか。
→wikiに「若い女性音楽家に肉体関係を迫るなどのハラスメントを行っていた。」と書かれてたんだけどそんな描写あった…?少なくとも本編中では一度と迫ってないし過去にそういうことしてたという描写も無くない…?私の見落とし?

彼女のやり方がまずかったりするところはもちろんあるんだけど決定的な悪人だとは私には感じられず、色々積み重なった結果そうなってしまったという印象。

家でエアコンぶん回してる中で観たら拾えなかった音もあったと思うので映画館で観る選択は正解だった。でもたまに入るサスペンスかホラー的な演出はいつマジのホラーになるのか身構えてしまってホラー苦手マンには少しキツかった。

ラスト、辿り着いた先がアジア圏なのは「アジアなら救ってくれる」「西洋でダメならアジア」という順位が感じられてあまり良い気はしなかった。どの国にしてもそうなってしまうけど…
ベルリンフィルの指揮者がコスプレオタクが集うようなポップカルチャーのコンサートに!はまあわかるんだけど。クレジット見たらあれモンハンなんだね…?分かる人は曲ですぐ分かるのかな?

やはりケイトブランシェットのもはや演技とは思えぬ演技は凄い。
冒頭のインタビューもすごかった…いったい何行あるのかという長台詞。

しかし人の感想検索するの難しすぎるタイトル
そういえばユニバーサルのロゴが古いやつだったな
サントラ出してるのがいつもの映画会社系じゃなくてちゃんとクラシック系で有名な黄色い看板みたいなやつ(そういえばちゃんと呼び名知らない)だった
金柑

金柑