ついに「TAR」を観た。自分の体調のこともあり、何度か断念したが、朝一の貴重な回がまだあった!
久しぶりに「完敗!」の映画だった。
んんん、難しい、、これもまた2度観ないと分からんやつか〰💦
何か凄いのは伝わってくる。
まずは、全編 ケイト・ブランシェットの
ど迫力!
上手く言葉にまとめられないけど、ケイト・ブランシェット!
語って、語って、いつオーケストラを前に指揮をするのかと
待って、待たせて!ジャーン!
ケイト・ブランシェット!
わ!あの圧倒的な存在感!説得力!
カメラアングルもいい!
あのシーンを観れただけでもいい!
(内容について書けないので劇画調になってます🙏)
ところがこの映画はそんな簡単な満足度に私たちを留めて置いてくれない。
これは、
「これは『1/8』なのかな?あるいは『アメリカの夜』?」
あの大人数のオーケストラと多くのスタッフの動きや気持ちを一手に引き受けて、本番の演奏を完成させる。そこまで持っていく孤高の闘いというイメージを持ちました。
そう、全編ターは闘っていますね。娘をいじめる女の子に対しても容赦ない💦😅
でも、シンプルに、「クリエイターの苦悩」みたいなものに落とし込むこともできやいやうな、、
彼女が抱えてるもの、闘っているもの、
大切にしていること、
何個も何個も提示されるそれらを解く鍵
冒頭のメールは?
あの大学での怒涛の講義の意味は?
なぜ、彼女は大切な人たちを失い、孤独になるのか?
そして、あのラストの意味は、、、?
世の中、簡単に分かる映画が評価される傾向が強い。
もちろん、たいていの人はその映画を一回しか観ないのだし、せっかくお金と時間をかけて来ているのだから、その場で答えが欲しい、気持ち良くさせてほしい、僕もそうだ!
でも、本作や「アフターサン」のように、
「あのシーンどーゆー意味だったんだろう?」て、観た後もずっと引きつけてくれる作品も貴重だ。
映画は奥深い。まだまだ見えてこない。
PS これは体力気力充実した時に観ましょう😅