会話が中心で淡々と話が進むが不思議と没入できてずっと観ていられた。
しかし難解で理解が追いつかず、2時間半の上映が終わっても何の映画だかよく分からなかった。中途半端に終わるし、劇場に取り残された感ある。
少し予習して行けばよかったと後悔。
まあ製作側は初見でわかってもらおうなんて思ってないだろう。意味深で色んな解釈ができる作品の方が面白いし私は好きだ。
長い上映が終わって唯一わかったのはケイト・ブランシェットの演技力が凄まじいってこと。
講義のシーンとか並の俳優じゃできないと思う。
色んな解説読んだり見たりしてだいぶスッキリした。
しばらく経って思ったことは、意味深なセリフが多くて細かいところは汲み取れなかったものの、全体的にリディア・ターの"ちょっと歪んだ人間臭さ"が滲み出てて良い。
内容はよくわからず不毛な時間を過ごしたかもしれないが、音楽関連の映画なので音響の良い環境で観たことに後悔はない。
ケイト・ブランシェットの怪演を観ただけでも価値がある。
アカデミー賞が好きそうだなーという作品。
