ターで検索してもターミネーターとかターザンがヒットして出てこない。
tarで検索してもトップには出てこなかった。
ター tでトップでヒットしました。
フィルムマークスさん‥。
正直思っていたものとはぜんぜん違うものでしたが、それでもなかなか良かったです。
オーケストラの音楽映画だと思って、重低音大音量上映で観たのですが、実は演奏シーンはあまりなく、あっても途中でカットされています。かといってBGMにクラシックが使われるわけでもなく、エンドロールすらクラシックでなかったです。なので、音楽映画だと期待してみると面を喰らうでしょう。
ただ、想定と違ったからといってつまらないかと思えばそうではなく、なかなか話としては面白く、一人の天才指揮者の没落劇として素晴らしく見応えがあります。
また、説明があまりなく一見は意味がわかりにくい作品なのですが、散りばめられたヒントやメタファーを追っていく考察映画でもあって観たあとに色々考えるのも楽しかったです。
まず、ケイト・ブランシェットの演技がすごく素晴らしい!彼女はこの映画でのアカデミー賞の主演女優賞を逃してますが、この狂気と鬼才の演技は間違いなく受賞すべき演技だったと思います。
というより今回のアカデミー賞はエブエブに花をもたせすぎです。(エブエブが悪い映画だったというわけではありませんけど)
ケイト・ブランシェットならミシェル・ヨーと違ってきっとまたチャンスがあるから受賞を見送られたのでは?と推測します。
あまり、考察を長々と書くには観てから時間が経ってしまっているので省きますが、皆さんはラストはどう思いましたか?
新たなスタート?それとも堕落?
私は自身が見下していたもの、落ちるとこまで落ちたんだなと感じました。だってバッドエンドが好物だから!!