aka黄屑

TAR/ターのaka黄屑のレビュー・感想・評価

TAR/ター(2022年製作の映画)
4.0
『TAR/ター』(22年)観了。メタスコア92、アカデミー賞6部門ノミネイト、ゴールデン・グローブ賞で主演女優賞受賞の高評価作。158分と長尺乍ら見直し必須の隅々まで計算され尽くした逸品。呆然とするラストのオチはどっちにも受け止められるのがヨくて、そのためにクレジットタイトルを冒頭に置いた効果も抜群👍
ク―ブリック遺作の『アイズ ワイド シャット』に出演してた監督/脚本のトッド・フィールドは同作撮影時にク―ブリックに指導を仰いだらしく、『アイズ ワイド シャット』からの影響が窺える。もし今野雄二師が観たなら絶賛間違いナシ(涙)
主演ケイト・ブランシェットは指揮シーンは私的に今イチ。中身オサーンのハラスメント演技は流石で、当初の予定通り男性主演だったら酷い絵面になってただろうことは想像に容易い。
マーク・ストロングが冗談みたいな役で出てるけど、何と実在モデルが居るとのこと(汗)
クラシック音楽界が題材の作品だけど私的にはスコア担当のHildur Guðnadóttirが『ジョーカー』以上にイイ!!仕事してて、かつてのコラボレイターである故Jóhann Jóhannssonの後を完全に継いだ感♪
クレジットを見ると撮影のフロリアン・ホーフマイスター(アカデミー賞ノミネイト)は何と私的傑作『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』を撮影してるw
編集のモニカ・ヴィッリ(アカデミー賞ノミネイト)はミヒャエル・ハネケ作品の常連。
トッド・フィールド監督作初めてだったけど僅か3作目なんであと2作観なくてゎ!(再汗)
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