Joe

TAR/ターのJoeのレビュー・感想・評価

TAR/ター(2022年製作の映画)
4.6
物語が進み作品の構造が露わになるに従ってターの神秘性も解体され、それを源泉とした権力は失われていく。
神秘性はターの自己演出で成り立っている。表向きは高潔に、深い部分は見せないこと。寝顔、授業、スコア等々。それを解体するのはスマートフォン。
ターの没落に礼拝的価値から展示的価値への変遷をみることも出来る。流れは止められない、そのことに良いも悪いもない。
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