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TAR/ターのyumikoのレビュー・感想・評価

TAR/ター(2022年製作の映画)
3.0
全然気にしたことなかったんだけど、日本語って、男性口調、女性口調が、結構はっきりしてるのかなと。そんなことないのかな。この作品の字幕が、妙に引っかかった。

ベルリンフィルの女性初の主席指揮者で、作曲家でもあるリディア・ター(ケイト・ブランシェット)のお話。同性のパートナーとその子と自分をパパと呼ばせ暮らしていた。

しかし、権力を持ったターは自らの行いが原因でだんだんとその地位から失墜していくのだった。

先述の字幕の口調もあいまってか、非常に男性らしく見えるケイト・ブランシェットの演技が見どころかと。字幕の要因がなかったとしても、そうかも。それに、ドイツ語や米語、ピアノや指揮など習得はやっぱりすごいと思う。

多分実家らしき家に戻って、VHSの画像を見て涙するシーンが、一番印象的。おそらく家族であろう男性が、リディアを本名で呼ぷことで、あ、名前変えたのか。とか、その冷たい態度に、過去に起こったであろうことか想像できる。

そして、ラスト、フィリピンにて仕事を見つけたターが、コンサートで指揮をする場面。観客は皆、なにか着ぐるみを着てる。?となったけど、ゲーム音楽のコンサートらしい。私は、ターが、愛する音楽の中に身を置ける安住の地になったんじゃないかなと、想像した。

ターというキャラクターが強烈なこの作品。
でも、ターに一つも魅力を感じられなかってので、大きく心を揺さぶられる事もなく…
ちょっときつい150分越えとなった。
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