このレビューはネタバレを含みます
ケイト・ブランシェットが大好きなのですが、彼女が演じる役は全てが、演じているものを見ていると言うよりも本当にその人物の人生を覗き見ているような気持ちになりますね。
ずっと男性口調で話し、性別が分からなくなるくらいに男らしい権力への執着を持つ姿も違和感がなかった。
潔癖で立場の低い者へ無意識にハラスメントをして来て、そのツケがまわってくるけど、とうの本人は周囲を傷付けたことにはやはり納得がいかない様子なのが、リアル。
やつれた姿でホールに現れて暴れるシーンはすごく良かった。
色々と細かな伏線があるようなのでもう一度集中して観たいと思う。