昭和っ子

TAR/ターの昭和っ子のレビュー・感想・評価

TAR/ター(2022年製作の映画)
4.0
もっと傲慢な人だと思っていたが、けっこう普通の人かな…。無理して笑顔作ってんなぁって感じした。大家のお母さんを嫌がりつつでも助けてあげるとこなんて、悪く思えなかったなぁ。
芸術家としてやって行くって、なんか空中遊泳でもしてるみたいに無理ゲー感ある。成功して有名になればなるほど、関わる人も増えて行くし、どう見られるかを常に気にしなければならないらしい。
あの赤毛の女の子と何があったのかは直接語られないが、ターだけに非があったのかどうか…?でも確かにあれはまずいやり方だった。もっとオープンに相談すべきだった。彼女は自分の出自から来る引け目みたいなもんを周りの人には隠していて、それが転落の元凶だった気もした。
どん底に落ちても、やっぱり自分のやりたいのは音楽だと再確認して、新たな道を行くター。なんだかあ〜あ感あるけど、私は応援したくなった。
ケイト・ブランシェットはすごい女優さんだな~!
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