20240103-002
2022年、ベルリン
原題:Tár (2022)
監督:トッド・フィールド
美術:マルコ・ビットナー・ロッサー
指揮者 リディア・ター:ケイト・ブランシェット
コンサート…
このレビューはネタバレを含みます
類稀のない才能を持った指揮者がキャリアを築くも、彼女のエゴや配慮のなさにより没落していくお話。
僕にとっては内容はそれほど目新しいものではないと思ったし、新たな発見とか教訓を得たとは言いづらい。
…
地位と名誉を手に入れた高名な一人の人間が徐々に壊れていく様が克明かつ丹念に描かれている。
LGBTやセクハラ、パワハラ、モラハラ、こういった厄介な問題からは所詮は如何なる人間も逃れることが出来ないの…
観たよ
ケイトの美しさが1番狂気じみていた。
完璧なフルスコアを思わせる全体の構図と過剰に無機質な演出、少しずつ歪んでいくリズム。
エンドロールを冒頭へ持ってくる意図、映画が大勢のスタッフで支え…
ケイトブランシェット
ターが実在する音楽家かと
錯覚するくらいの
迫真の演技
立場を利用して他人を
意のままにしようとする
傲慢さに閉口しつつも
さして悪人とも感じない
むしろ
普通の小さな人間ぽさ…
ケイト・ブランシェットの演技はキャリアの中でもトップレベル。あまりにハマり役で本当にこういう人物が実在してるドキュメンタリーと錯覚しそうになるほど人物像がリアルに感じられた。
個人的にエリザベス、キ…
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