宮古島にいながらオンラインで映画『ツユクサ』を試写で鑑賞。便利な時代になったものです。
宇宙が大好きで夜な夜な天体望遠鏡を覗く少年「航平」(斎藤汰鷹)と、ドライブ中に隕石とぶつかった女「フミちゃん」(小林聡美)は歳の差◯◯歳の親友。このふたりの周囲に起こる「ちょっとしたこと」がほのぼのと展開される。
小林聡美って、『転校生』以来、元祖「芝居をしてます感のない超演技派女優」の元祖だと思うんだけど、今だと伊藤沙莉とかなのかなぁ? 小林聡美が出てくるだけで、ほわんとした独特のワールドに連れていってくれる。
工場で働く女性3人組のトークが最高! 小林聡美に加えて、平岩紙、江口のりこ! これだけ個性派を揃えれば、おもしろくないわけがない! 車の中の「パンツ」論議なんて最高に笑える🤣
その女性たちに絡んでくる男優たちもこれでもか(!)というほどの演技派バイプレイヤー勢揃い! 松重豊、渋川清彦、泉谷しげる、ベンガル! これだけ揃えておもしろくないわけがない。
隕石が落ちたあとの数週間くらいのタームなのかなぁ? その間に3人の女性と1人の少年の身の回りに起きた、ささやかな、でもそれなりに大きな物語。
『エヴェレスト』『閉鎖病棟』など、大作が続いていた巨匠平山秀幸監督が描く、大人たちと少年のほのぼのライフストーリー。
ヨーロッパ映画みたいな素敵な作品です。