『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』平山秀幸監督作品。
中年女性が海辺の田舎町で生活する姿を描く物語。
話の軸としては小林聡美演じるアラフィフの芙美が松重豊演じる同世代の吾郎にちょっと恋する…的な流れ。
田舎ののどかな空気が心地良いが、登場人物みんな何かしらの過去を背負っているんですよね。
一見ほのぼのとしていても…。
そもそもオープニングに芙美が月から落ちてきた隕石にぶつかるという話から“どこにでもある”話ではないんですけどね（笑）
中年同士の、しかも重い過去を背負った２人の恋はあんな感じなのかもしれない。
踏み出そうにも踏み出せない…というか。
ブッ飛んでるようで、ありきたりな日常を見せる作風は面白い。
しかし後々まで印象に残るかというと微妙。
小林聡美のカラッとしたキャラに救われる映画でした。
