ウディ・アレン監督/脚本、ユアン・マクレガー、コリン・ファレルが主演・・・で、こんなつまらない映画になるなんて!!
イアン(ユアン・マクレガー)とテリー(コリン・ファレル)の兄弟は、サウス・ロンドンに住むレストラン経営者の息子。お母さんはお父さんのことを甲斐性がないと責め立て、整形外科医としてハリウッドで成功しているハワードおじさん(トム・ウィルキンソン)のようになりなさい!と教える。
テリーは自動車修理屋さんで働いていて、お酒とギャンブルが好きな、のほほんと暮らしたいタイプなんだけど、イアンは投資で一発儲けようみたいな、ちょっと怪しい感じ。
イアンはボートを購入したいと言い出し、グレイハウンドのレースが当たったテリーがお金を工面する。
余談ですが、このグレイハウンド・レースってキライ。犬が可哀想。
2人はテリーが賭けた「カサンドラの夢」というグレイハウンドの名前をボートに命名する。
このカサンドラの夢ってのがギリシャ神話では呪われた運命の話らしく、それを知らずに付けた2人の運命が・・・・って話なんですが。
ウィキで読むとやたら「ウディ・アレンが久々に有名映画音楽家に音楽を頼んだ映画」とか言って、フィリップ・グラスって人の名前が出てくるんですけど、皮肉にも私は「音楽とか音響がない映画だなあ」って退屈しました。
ユアン・マクレガーとコリン・ファレル両方好きなので、両方とも全く魅力的に描かれていないところがガッカリでした。
テリーの彼女の役がサリー・ホーキンスなんだけど、すごい若くてぽっちゃりしていて、本人なのかしばらく「?」だった。
中盤になって、お母さんが尊敬するハワード叔父さんが出てくると「ああ〜、イアン、テリー、ハワード、みんな胡散臭い人なんだ!」ってピンとくる。だいたい成功して羽振りがいいような人に限って金持ってないとか、なんかヤバいことをしているって象徴のような。
ネタバレはコメント欄で!