ろぐ

モリコーネ 映画が恋した音楽家のろぐのレビュー・感想・評価

4.2
試写会にて!

2時間半と長めの上映時間で一瞬意識失いかけてたけど(疲れていたのでということにしておく……)、冗長な印象は感じなかった。内容がめちゃくちゃ濃かったから必要な2時間半だと思う
エキサイティングで面白い映画!という感じではなく、音楽やってる人間なら観ておいた方がいいやつだ……ってなる大きな映画。音楽の授業とかで観せたい。

出てくるキャストがものすごく豪華で、映画観始めてから日の浅い私にもわかる人がバンバン出てくる。
何より音楽が素晴らしくて、あまりの美しさに何度も涙が溢れた。ここまで音楽に心を打たれた経験は初めてかもしれない、、
各々の曲ついての言及があった後に実際に聴くモリコーネの音楽は格別で、鳥肌が立つ。何度も拍手を送りたくなった。

紹介されていたのは知らない映画ばかりだったけど、彼が音楽を作った映画を観たくてうずうずする。この2時間半だけでたくさんのすばらしい映画と音楽に出逢えた。
彼のことをもっと早く知りたかったと思う。

初めは地位の低かった映画音楽と向き合い続け、生み出した音楽で映画音楽と彼自身の価値を認めさせてきたモリコーネ
先駆的な芸術を創り上げるには勤勉さが必要で、ひたすら書き続けることで積み上げたものの先を更新し続ける。
歴史に残る人物はいつだって新しいことに挑戦し続けてきた……
モリコーネの偉大さをひたすら魅せつけられた。

音楽が本当にいいので、音響がいい劇場で鑑賞するのがオススメです!
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