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モリコーネ 映画が恋した音楽家のnisuiのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

映画音楽の巨匠・エンニオ・モリコーネのこれまでとこれから。
映画を見るときに音楽が誰かなんて気にしたこともないのでモリコーネも名前は聞いたことあるかな?程度。
映画が始まっても知ってる作品が一本もない~西部劇見ない~と思いながら見てたので「コヨーテの遠吠え」でめっっっっちゃアガった!「音楽を知ってると見てない映画も見たような気になる」まったくもってそのとおり!
そして「殺人捜査」にもしかして「アンタッチャブル」の人?と思ったらビンゴでめっっっっちゃ興奮した!曲がかっこよすぎてオープニングだけ何度も見たもの!
結局「ニュー・シネマ・パラダイス」も「海の上のピアニスト」も見てるしでしっかり私の中でも「あの映画の!」と根付いていました。
映画音楽という仕事に関わる中でも音楽家としての作風にも変化があって即興音楽にハマって同じような劇伴を20本も作ってしまったという話には笑ってしまった。
音楽家としての音楽と切り離していた映画音楽に交響曲を書くようになったのは本人が言うところの「収斂」の結果なのかな。
トランペット1本で家族を養っていた父親が55歳で才能を失ってしまってからの父親に対する思いやりのエピソードは切なかった。スキャンダラスなネタもなかったし、家族を大切にする人柄が窺えた。
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