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オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-のharuのレビュー・感想・評価

3.3
2022/2/20 観賞。
TOHO西宮にて観賞。

第二次世界大戦時のイギリス。
ドイツ軍への反撃としてイタリアのシチリアへの上陸を計画するが
ドイツ軍の強固な防備で守られていた。
状況を変える為にイギリス諜報部MI-5はチャーチル首相に「イギリス軍がギリシャに上陸作戦を経てている」とニセ文書を死体に持たせ地中海に流してヒトラーを騙そうとする作戦だった。
期待の持たない上層部だったが、奇抜な作戦は実行される・・・。


なかなか奇抜な発想の実話で、コリン・ファース主役だったので、
期待してましたが・・・。

なんか展開のテンポが悪く中弛みしちゃいました。
「アンチャーテッド」観た後だから余計に、そう感じたかな😅。

しかし、計画は立てたものの、
・理想のが死体無い
・証明証の写真を撮るのに死体を使うが瞼や口元がダラシなく写る
・早く作戦を実行しないと死体の腐敗が進行する etc.

良く考えたら判るだろ⁉️と思ってしまう所にクスッとツボってしまいました。

また、せっかく流れ付いたものの文書をドイツに渡さずイタリアで保管などと思惑通りにならないのも興味深く観れました。

作戦で使われた死体の家族から「何に使ったのか」と問われても
「イタリアに流しました」とは言えないよなぁ~と感じてましたが・・・。

イタリアに墓が作られイギリス政府から兵士扱いの言葉の碑が送られたのが印象的でしたね。
親族が墓参りが困難なのは可哀想だけど、亡くなってから兵役に就くって、この方だけだろうなぁ・・・。

もう少し戦争ネタであっても、観易いタッチで作っていたら大きく印象の変わっていたであろう。
と思わせる作品でした。
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