れおん

オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-のれおんのレビュー・感想・評価

4.1
1943年第二次世界大戦下、ナチス・ドイツに対して劣勢を強いられていた連合軍・英国の諜報部MI5は驚くべき欺瞞作戦を決行する。作戦名「オペレーション・ミンスミート」。戦況を大きく変えるために、イギリス軍が"ギリシャ上陸を計画している"という偽造文書を持たせた死体を流し、ナチス・イタリア軍が鉄壁の防御線を張るシチリア島の兵を退かせるものだった。果たして、ヒトラーを欺くことはできたのか。

驚愕の実話に基づいて描かれる、スパイサスペンス。あの『007』の作者・イアンフレミングも劇中に登場する。

とりわけ英国側の作戦に焦点を当て、わかりやすくユーモラスに描かれており、実話ベースのサスペンスストーリーとして美しく仕上がっている。コリン・ファースの圧倒的存在感、オーラがスクリーンから溢れ出ていた。

なぜナチを欺くことができたのか。「信じること」、そして「希望を持つこと」。リーダーシップをはじめとする、成功者たるものに備わる素質を学ぶことができる。
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