良かった。
そもそもの史実を知らずに観ているので脚色がいかほどかはわからないけど、俳優陣の演技、街や部屋に籠る空気感や感情が交錯する緊張感とか。
美しい画作りの画面、静かな描写はとても好み。感じ取る映画だったと思う。みんな大人だったなぁ。
実際にあった作戦と考えると、少人数の方にかかる重圧やストレスはあまりに大きいもので、どうしても重苦しい作品になってしまうのは仕方ないと思うし、それを描きたかったのだろうと思う。
複数の恋愛が交差するのは、このストーリーに乗せた甘みのようなもので 架空と事実が混ざり合うのも私としては良かったと思う。
戦争や作戦をある視点から正義とするのは好きではないが数万人を救ったという事実までに留めようとしているのも嫌いじゃないです。